Dreamers Union Choir

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Taro's ライブ解説!

ゴスペルに通じてこそ出来る、
ゴスペルとはちがう音楽。

-Inspirational.

 ゴスペル・ミュージックは、アメリカの黒人音楽の流れを組むキリスト教音楽の一種。奴隷制時代に奴隷であった黒人達が生んだ、生きぬく為の歌「黒人霊歌 (Spirituals)」に由来する。多くのケースで集団のシンガーによって歌われ、黒人音楽の特徴としての力強いビートや、訴えと叫びを込めた歌詞、即興的な要素を多く持つ。白人音楽的な要素との融合などを経て現在も刻々と進化している。

 やがて、様々なインスピレーションやニーズから、直接には神やキリストの名前を含まない「ゴスペルスタイル」の音楽が生まれた。 Inspirationalと呼ばれるジャンルだ。愛、平和、創造など、神の性質について、直接聖書の言葉を含まずに語られる事も多い。また、アメリカの黒人達が凄惨な歴史の中で必要としてきた「人の尊厳」や「自由」も多くテーマになる。

 残念ながら、多くのクリスチャンやアーティストから、大衆におもねってCDを売る為に宗教色を薄めた「妥協的なゴスペル」であるとのレッテルを貼られる事が多い。
 しかし、Inspirationalを旨とするアーティスト達は、この、宗教を越えた音楽こそが世界を変えて行く力をゴスペルから正統に引き継いだものだとして、誇り高く歌う。
 尚、このジャンルの孤高の雄こそが、グラミー賞アーティスト(1992)、The Sounds Of Blacknessだ。

  Dreamers Union Choirは、あえてカテゴライズするなら、このカテゴリーに含まれることになる。黒人教会での演奏歴の長いゴスペルのエキスパートであるディレクターによってつくられるゴスペルとは一線を画す音楽であり、国内では似たコンセプトのグループに出会った事がない。

何故、Sounds Of BlacknessがDUCを名指ししたのか。